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シンガポールにおける食の安全性

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シンガポールにおける食の安全性

シンガポールの食料事情

前回に引き続きシンガポールの食の安全に関して。
面積の狭いシンガポールでは食料の90%以上を輸入に頼っているのが実情だ。
最近は日系の企業による野菜工場などの進出など進んでいるが、それでも市場に占める割合は微々たるものだ。
生鮮食品の自給率も野菜8%、魚類8%、卵26%程度となっている。
そのため食料品の価格が為替や国内外の経済状況の影響を受けやすいという面もある。

食料品の輸入規制


シンガポールでは農食品・家畜庁(AVA)がライセンスを与えた企業しか食料品の輸入ができない。
対象は肉類、魚類、生鮮果実・野菜、生卵、米、加工食品だ。
これらはシンガポールに入る際に厳しい検疫を受ける必要がある。
また野菜・果物についてもAVAの基準を満たしていることが求められ、使用できる農薬やその残留量などが細かく規定されている。
つまりシンガポールのスーパーなどで販売されている食料品は、様々な安全規制が施された物が店頭に並んでいると言える。
結果としてシンガポールは食料品による健康被害が世界で最も少ない国の一つとなっている。

というわけで、基本的にシンガポールでの食料品の購入において、健康・安全面でのリスクは非常に小さいと言える。
当然、「食の安全基準」は統計や基準だだけではなく、我々消費者個人の価値観にもよる。
シンガポールの日系スーパーでは日本の食料品や野菜が豊富にあるし、ローカルスーパーでも取り扱っているところは多い。
オーストラリアやニュージーランドから輸入したオーガニック食品等も豊富にあるので、自分のライフスタイルにあった食料品を購入することができる。
それらは値段は張るが、そのあたりはバランスの問題かと思う。

食べてはいけない生魚

食料品に関する安全規制が厳しいシンガポールではあるが、AVAが「絶対するな!」と言っているのが、店頭で売られている魚の生食だ。
一般的にシンガポールで販売されている魚で生食できるものはない。
2015年に中華風の生魚料理を食べた多くの人々がレンサ球菌に感染する騒動が起きた。
市場やスーパーで購入した魚は必ず加熱調理しよう。

これはシンガポールの魚が危ないという意味ではなく、そもそも魚の冷凍保管設備や技術が異常に発達している日本が規格外なのだということは理解して欲しい。
まぁ、筆者も日本人なので寿司や刺身を食いたくなることは多々ある。
その場合は素直に日系の寿司屋やレストランで食べるか、日系スーパーで魚や刺身を購入している。

「生食たまご」は食べられる

意外なことにシンガポールで、生食できる卵が販売されている。しかもシンガポール産だ。
それまでは日本から空輸された卵を日系スーパーで購入しない限り、安全な卵の生食などは無理だった。
それが低温殺菌した「生食たまご」がTamago-Ya by Food10 Pte Ltdという企業から発売され、在星邦人に生卵革命をもたらした。
他の地場の卵と比較すればやや高価だが、それまでの空輸された日本産の卵と比較すれば安く、鮮度が良い。
瞬く間にシンガポールの日本人の台所を占拠した。

飲食店の衛生管理

レストランとホーカー(屋台)の国であるシンガポールは、各種飲食店の衛生管理にも気を遣っている。
飲食店における、食品の保存方法や調理器具の衛生管理、包装方法などに関して細かいレギュレーションが規定されている。
NEA(環境庁)による検査は厳格で、違反が認められた場合は罰金や営業停止、営業許可取消しなどがあり得る。
たまに店舗にネズミや虫が出た様子を客がSNSにアップして、店が処罰されることなども起きている。

また、上記の衛生管理規定以外にも「Grading System for Eating Establishments and Food Stalls」と呼ばれるシステムがある。
これはシンガポールのあらゆる飲食店の店頭に掲示されている「A」とか「B」などの看板のことだ。
営業している店は何れもNEAの検査をクリアしているのだが、その「点数」をより具体的に表している。
「A」が85%以上、「B」が70〜84%、「C」が50〜69%、「D」40〜49%のスコアだ。

面白いのはこのスコアの結果がNEAのサイトに乗っており、検索が可能となっていることだ。
気になる人は行く予定のレストランの検査結果を調べてみると良いかもしれない。
「A」か「B」の店舗であれば心配は不要だ。
またに「C」の店舗を見かけることがあるが、筆者はトライしたことはない。
「D」はそもそも見たことがない。

最後に

長々とシンガポールの食の安全について書いたが、筆者が言いたいことは「特に心配は不要」「もし不安であっても選択肢もたくさんある」ということだ。
何度も書くが、「食の安全」とは最後は個人の価値観次第だ。
そう言った意味で選択肢の豊富なシンガポールは安心できる国と言えると考えている。

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