シンガポールの「床屋」さん
シンガポールでの生活で当初苦労したのが「床屋」選び。
「美容院」ではなく「床屋」。
オシャレとは無縁の人生を歩んだオッサンには、WEBでよく見かけるような日系美容院は正直微妙に敷居が高い。
日本では地元の床屋、もくは1000円カットの店で済ましていたいた筆者なら尚更だ。
今ではようやく特定の店に落ち着いたのだが、それまでの床屋選びは苦労の連続だった。
今回はそんなシンガポールの床屋事情を紹介する備忘録。
日本式床屋
シンガポールで日本人によく知られた床屋は下記の2店だと思う。
リャンコート「ミナミ」
UEスクウェア「あざみ」
この2店は日本式の床屋の老舗で日本人も多く通っている。
店員はローカルなのだが、簡単な日本語なら通じるし、日本人への対応も慣れたものなので、シンガポールに来たばかりの人でも安心できるかと思う。
両店ともカット、シャンプー、ひげ剃りでS$48。
シャンプーやひげ剃りが必須であればこの2店になると思う。
筆者もシンガポールに来たばかりの頃はお世話になっていたが、自宅から少し遠いので、今では行かなくなってしまった。
コスパ重視のカット専門店
日本で言えば1000円カットの店的な存在が下記の3店だ。
日系「QB House」
韓国系「K-CUT」
シンガポール系「EC House」
何れもカットのみで、サービス時間は10分。
料金はS$10〜12となっている。
サービス内容にも大きな差なく、値段なりの仕上がり。
ただし、何れの店も理容師さんのスキルに当たり外れがあるのが悩ましいところ。
一度大外れで、後頭部が絶壁状態に刈られたことがある。
頭頂部から後頭部にかけて見事な直角となってしまった。
その頭のまま、翌日出社すると、いつもは機嫌悪そうにしている上司が「どうしたの!?その頭!!」と爆笑。
いつもはピリピリとしている会議も、半分以上は筆者の髪型ネタで盛り上がるという結果となった。
うん、失敗も悪いことばかりではないな。
ただし、笑いを取れたのは初日だけだったが。
上記3店でいうと、比較的スキルのバラツキが少ないのは「QB House」と「K-CUT」だと思う。
「QB House “PREMIUM”」
いろいろな床屋を経験して、結局、落ち着いたのが「QB House “PREMIUM”」だ。
これは「QB House」の少し良い目のブラントで、カット時間が15分、料金はS$15となっている。
カット専門なのは「QB House」と変わらないが、時間に余裕があるので比較的丁寧な仕事をしてくれ、理容師さんによるスキルのバラツキもあまりない。
また、日系ということもあり、日本語が通じるというわけではないのだが、「カリアゲ」「モミアゲ」「梳く(すく)」といった単語は理解してもらえる。
「No Kariage!」が通じるのは結構有り難かったりもする。
ローカルにも人気のようで、行列ができていることが多く、結構女性も見かけることも多い。
以上、シンガポールの床屋さんに関する備忘録。
コメント
日系の床屋は正直センスが良くないですね・・。
かといってQBとかECは当たり外れが激しいです。
私は今風のアレンジバージョンundercutスタイルですが、おしゃれにしてもらってます。
中華系マレーシア人の床屋ですが、日本のサロンで修行していたとの事です。
ちなみに日本人顧客は私だけのよう。