シンガポール名物「チキンライス」鉄板のおすすめ3名店
シンガポールのローカルフードで知名度ナンバーワンは「シンガポールチキンライス(海南鶏飯)」だ。
最近は東京などでもレギュラーメニューとして出す店も増え、日本での認知度も高い。
料理としてはいたって単純で、チキンスープで炊き上げたライスの上に蒸した鶏肉をのせ、3種類のたれ(チリソース、ダークソヤソース、ジンジャーソース)をお好みでかけて食べる、シンガポールの国民食・屋台料理だ。
シンガポールのフードコートやホーカー(屋台街)には必ずチキンライスの店がある。
日本で言えばラーメンや牛丼のような存在と言える。
筆者もシンガポールに赴任して初めてチキンライスを食べたときの衝撃は忘れられない。
これほど旨いものを物価高のシンガポールで数ドルで食べられることに驚いた。
その後、同僚のシンガポーリアン達からおすすめの店を聞き出しては、食べに行くのを週末の楽しみとしていた。
「隠れた名店」的な店も確かにあり、数多くの店を訪れたのだが、数年もするとチキンライスを食べたいときは、決まった店に行くようになった。
結局足繁く通うチキンライス店は、ガイドブックにもあるような店ばかりで、有名店には有名店になった理由があるということなのだと思う。
と言うわけで今回はシンガポールのおすすめチキンライス店に関する備忘録。
知名度ナンバーワン チャイナタウンの名店「天天海南鶏飯」
最初に紹介するのは、シンガポールの観光ガイドには必ず載っている「天天海南鶏飯」だ。
チャイナタウンにあるホーカーセンター「マックスウェル・フードセンター」にその店舗はある。
観光でシンガポールに来ているのであれば、この定番店、一択で良いと思う。
チャイナタウン観光のついでに寄れるし、シンガポールの台所ホーカーセンターの雰囲気も存分に味わえるからだ。
人気店ということもあっていつも大行列だが、回転も速く待ってもせいぜい20分程なので、先に席を確保してから列に並ぼう。
チキンの柔らかさ、ジューシーさは絶品で、用意されているチリソースとダークソイソースとの相性も素晴らしい。
屋台飯なので鶏肉のどの部位が当たるかは運次第で、筆者としては胸肉よりもモモ肉のほうが美味いように思う。
複数人で行くのであれば、上の写真のように、ライスを単品でそしてチキンはハーフホール(半身)で注文すれば各部位の味をシェアしながら堪能できる。
定休日は毎週月曜日、営業開始は10時頃からで、チキンがなくなり次第営業終了となっており、たいだい17時か18時くらいには閉店してしまうので注意して欲しい。
シンガポール老舗店「文東記(ブー・トン・キー)」
2つ目に紹介するのは超有名店の「文東記(ブー・トン・キー)」だ。
「文東記」は国内外に多くの店舗を持っており、シンガポール国内には7店舗ある。
「文東記」はなんと言ってもこのピラミッド状に盛り付けられたライスが美味い。
ライスの味では「天天海南鶏飯」を超えているのではないかと思う。
その絶品ライスに完成度の高いチキンの組合せは、さすがチキンライスの名店と言わざるを得ない。
ガイドブックでよく紹介されているのはシンガポール中心部にある「リバーバレーロード店(River Valley Road)」だ。
こちらは観光客にとってアクセスしやすい場所にあるため人気も高い。
また、現地シンガポーリアンが言うには、数ある店舗の中でも「バレスティア店(Balestier)」が最も美味いとのことで、こちらもなかなかの行列店だ。
中心部から離れているので、観光客には不向きかもしれない。
各店舗の詳細は下記の公式サイトを参照して欲しい。
ホテルで食べる高級チキンライス店「Chatterbox」
シンガポールを代表する目抜き通りオーチャードロードに面するホテル「MANDARIN ORCHARD SINGAPORE」の中にある人気店が「Chatterbox」だ。
この店はチキンライスだけではなく、ラクサやホッケンミーといったシンガポール料理も味わうことができる。
ホテル内のレストランということもあり、チキンライスの値段もサービス料やGST(消費税)も加わり30ドル以上する。
屋台ではせいぜい4〜5ドルくらいの料理をこの価格で出すのだから、かなり強気だ。
ホーカー(屋台)が苦手な観光客であれば、この店が選択肢になるかと思う。
味もなかなかで、新鮮な鶏肉と手間暇かけられたチキンスープは試す価値ありだ。
オーチャードロードを見下ろしながらシンガポール料理を堪能して欲しい。
下記の公式サイトからオンラインで予約ができる。
以上、シンガポール名物チキンライスのおすすめ店の備忘録。
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