日本のiPhoneを海外で使うには
海外行くなら日本iPhoneも持っていこう
日本での生活において無くてならないスマホ。
中でも国内で圧倒的なシェアなのが我らがiPhoneだ。
海外在住者や海外旅行に行く機会がある人には、使い慣れており、世界中で等しくサポートが受けられるApple製品は非常に便利だ。
日本で買ったiPhoneやMacでも、海外のAppleストアに行けば、日本と同様の手厚いサポートやサービスが受けられる。
それにシンガポール限らず海外で購入したiPhoneでも、日本でサポート受けることができる。
また、初めての海外旅行に行く人や、これから海外駐在する人から渡航準備で聞かれることNo.1が「日本のiPhoneは海外でも使えますかね?」だ。
筆者はこれから海外駐在したり海外旅行に行く人間には「黙って日本のiPhoneを持っていけ」とアドバイスしている。
シンガポールにおいてもAppleストアがオーチャードとチャンギ空港にあり問題なくサポートが受けられるので、その安心感には得がたいものがある。
また海外で利用する場合、現地のプリペイドSIMカードを使った方が日本のキャリアのSIMでローミングするよりも断然割安なのだ。
今回はシンガポールに限らず、海外でiPhoneを使うことに関する備忘録。
SIMフリーiPhoneは海外でも使える
日本のiPhone(7以降)は日本での利用しているキャリアに関係なくシンガポールはもちろん海外で現地のSIMを問題なく使える。
ただし、「SIMフリー版iPhone」であることが条件だ。
docomo、au、SoftBankなど主要キャリアは、以前は海外を含む他社の回線やSIMカードが使えないように「SIMロック」がされていた。
しかし、2021年10月1日以降からは「SIMロック原則禁止」となり、大きく利便性が向上した。
これにより、以後各キャリアから発売されたスマホは原則SIMロックはされておらず、海外のSIMも使えるようになった。
ただし、それ以前に購入したスマホなどはロックされているので、条件によっては別途ロック解除の手続きが必要になる。
SIMロックの解除にはキャリアごとに条件に違いがあるので、事前に自分が契約しているキャリアに確認しよう。
海外キャリアのSIM利用を勧める理由
SIMロックの有無に限らず、キャリアが提供している海外ローミングサービスを利用すれば、SIMロック解除なしで海外でもネットは使えるが、大抵通信料金が割高(5日で4,000円程度)だ。
それに海外ローミングサービスは設定を間違えると思わぬ高額請求に繋がる場合もある。
「モバイルデータ通信」「データローミング」などの用語の意味がよく分かっていない場合は、キャリアの海外ローミングサービスの利用は避けた方が良いと思う。
また海外旅行向けのモバイルWIFIレンタルサービスを利用する場合もSIMフリー化やSIMの交換は不要だが、荷物が増える上にモバイルWIFIのバッテリーにも気を配らなくてはならなくなる。
また保険に入っていない場合、レンタルした機器を破損や紛失した際の弁償金が数万円にもなるので筆者としてはお勧めしない。
海外SIMを日本で入手する方法
さて、ネットを利用するのに必要な海外のSIMの入手方法を説明する。
筆者も以前は旅行先でSIMを購入することを勧めていたのだが、数日程度の短期の出張や旅行であれば日本でSIMを買ってしまうようにアドバイスしている。
というのも、この数年でAmazonなどで現地のSIMを買うことが容易となり、慣れない外国で苦労してSIMを買う必要がなくなったからだ。
また、1枚のSIMで複数の国での通信が可能なものも多々あり、いくつかの国を回る周遊旅行では非常に便利で何よりも価格が安いのだ。
もちろん数週間、数ヶ月レベルの長期出張や旅行の場合はこの限りではないので、現地でプリペイドのSIMカードを買うことをお勧めする。
お勧め海外SIM
Amazonで買えるSIMには下記の様なものがある。
それぞれ中国やアジア各国、ヨーロッパなどの各地域の複数の国を跨いだ利用が可能なSIMだ。
これらは筆者も利用経験があり、現地で問題なく快適に使えることを確認している。
データ通信をシェアして節約
複数人、例えば家族で海外に行くのであれば誰か1人が現地SIMを買い、その人のiPhoneをテザリング、「インターネット共有」を利用し、皆で共有してネットを利用し、料金を節約する方法もある。
ただし、親機に使っているiPhoneのバッテリーの減りが著しく早くなるが。
また、最近は低価格のバッテリー容量の大きいSIMフリーモバイルルーターも出ているので、これを購入して現地SIMを入れてしまう手もある。
バッテリー容量が多いのは非常に魅力的だ。
海外旅行でバッテリーに余裕があることは、心の余裕にも繋がる。
以上、海外でのデータ通信に関する備忘録。
コメント