シンガポールで和書を読むには

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シンガポールで和書を読むには

海外暮らしで不便なことの一つに和書の入手がある。
筆者の場合、日本に居た頃はふらりと本屋によって面白そうな本を物色するのが好きだったのだが、海外にいるとそれもなかなかできない。
まぁ、シンガポール場合、和書の入手に関してはかなり充実していて、それほど不便に感じることはない。
今は電子書籍を購入するという手段もあるので、昔ほどの不自由さはない。
そのあたりの事情を説明する今回の備忘録。

和書の購入

紀伊國屋書店

在星邦人がまず本を手に入れたいときに思い浮かべるのが「紀伊國屋書店」だ。
シンガポールには「Ngee Ann City」「Liang Court」「Bugis Junction」「Jem」の4店舗がある。
マンガを含めた和書の充実度も「Ngee Ann City」>「Liang Court」>「Bugis Junction」>「Jem」の順となっている。
というワケで和書を購入するとなるとオーチャードの高島屋にある「Ngee Ann City本店」に行くことになるのが多い。
新刊本、雑誌、マンガを含め、日本の下手な書店より品揃えは豊富だ。
話題作であれば入荷も早く、ビジネス書なども充実しているし、日本からの取り寄せもしてくれる。
またWEBストアもあり、S$25以上の購入であれば送料は無料となっている。
ただ日本からの書籍を輸入しているので、当然価格はシンガポール価格で、おおよそ日本の1.5倍程度となっている。
お高いと言えばそうだが、紀伊國屋書店の充実度に対する対価としては致し方ないかなとも思う。
気になるのが「Ngee Ann City本店」以外の店舗では和書の取り扱いが小さくなってきていることだ。
「Jem」に至っては和書はほぼ全滅状態だ。
電子書籍との競争で和書の取り扱いが厳しいのかなとも想像している。

シンガポールへの海外配送も対応「amazon」


通販で購入となると「amazon」ということになると思う。
気になる日本からシンガポールへの配送料は1件600円で1冊につき300円だ。
例えば3冊注文の場合、「600円(1件)+ 3 × 300円(3冊)= 1,500円」となる。
数冊まとめて購入する場合は紀伊國屋書店で買うよりも、金額的にはお得になる。
筆者の場合、定期的にamazonでまとめ買いすることが多い。
注意点としてはシンガポールは「ポルノ」と「共産主義思想」関連の書籍の輸入は禁止されている。
間違ってもマルクスの「共産主義者宣言」などは輸入しないように。
しかし、ポルノはまだ分かるが、本の内容はどうやって税関でチェックするのかね。
ちなみにタイミングにもよると思うが、大抵の場合、注文から中2日でシンガポールに届くので、あまり待たされることもない。

お手軽度は日本と同じ「電子書籍」

電子書籍の勇 amazon「Kindle」


海外在住者はほとんどの人が利用しているamazon「Kindle」
価格は紙書籍と同じか多少安く、海外にいても瞬時にダウンロードができる。
場所も取らず、利便性で言えば紙書籍は電子書籍に遠く及ばない。
嗚呼、なんて便利なんだ。電子書籍バンザイ。
と言いたいところだが、どうも電子の場合は検索性がイマイチ。
マンガや雑誌はスペースも取るので、電子書籍で問題はないが、ビジネス書や専門書は電子だと使いにくいことが多い。
そんなわけで筆者の場合は「マンガ・雑誌は電子書籍」「ビジネス書や専門書は紙書籍」という使い分けに落ち着いた。

時間泥棒「dマガジン」

docomoが提供する電子書籍サービス「dマガジン」。
これは雑誌を読む習慣がある在星邦人ならば、加入して損のないサービスだ。
月額400円で200誌以上の雑誌を読むことができる。

雑誌の種類も豊富で、筆者が日本で読んでいた雑誌はほぼ網羅されているので重宝している。
1つのアカウントで5つの端末にインストールできるので、家族での共有もできるので便利だ。
筆者の場合、ついつい暇があればdマガジンを開いて雑誌を読んでいることが多くなり、いつの間にか時間が経っている…ということが多くなってきた。
それはそれは幸せなことなのだが。
dマガジンのデメリットとしては、読めるバックナッバーが雑誌にもよるが数ヶ月前から最大1年前ということだ。
雑誌の場合、バックナンバーを後から読み返すということはあまりないと思うので、問題にはならないと思うが。

シンガポール日本人会図書館

かなり充実しているのが「シンガポール日本人会図書館」だ。
小説から文庫本、ビジネス書、コミックスとかなり幅広く置いてある。
比較的新刊の入荷も多く、なかなかの充実度だ。一度見に行くことをお勧めする。
本は最大2週間、20冊まで借りることができる。
また、貸し出し中の書籍についても予約は可能だ。(マンガは除く)
時折古本の販売なども行っている。
日本人会の会員のみ利用できる施設なので悪しからず。

例のあれ

最近ネットがザワついている違法漫画サイトだが、無料で最新コミックや漫画雑誌が読めてしまい、しかも下手な電子書籍アプリよりもインターフェースが優れているということもあり、かなりの利用者がいるようだ。
これ、利用するの止めようね。ダメ、絶対。
法律云々の前に、作家や出版社にお金が入らなくなってしまえば、ただでさえ風前の灯火の日本の出版業界が崩壊しかねない。
本や漫画を読むという楽しみ自体が、将来失われかねない。冗談ではない。
というわけで、この記事を読んでいる読者諸氏にもご協力をお願いしたい。

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