クレジットカードの年会費を払わないのがシンガポール流!みんな大好き「Waiver」!
「Waiver」を辞書で引いてみると「(権利・供給などの)放棄」「(義務・規則適用などの)免除」との意味。
この単語を聞いてピンと来たあなたはシンガポール通だ。たぶん。
シンガポールはキャッシュレスが進んでいて、どうしても現金でなければいけないのはホーカー(屋台)くらいだ。
そのホーカーもどうやらキャッシュレスが進み始めているという報道も最近あった。
クレジットカードの使用に抵抗があった日本人も、そんなキャッシュレス先進国シンガポールに住んでしまうと、否応なしにカード中心の生活になる。
シンガポールのクレジットカード事情
自分の周りのシンガポール人は3,4枚はクレジットカードを保有しており、皆で飯を食いに行くたびに、カード特典の割引きやバウチャーが効く店を選んで、賢く利用しているように見える。
また駅やショッピングモールでは各クレジットカード会社が毎日のようにキャンペーンや勧誘をしており、どれだけばらまくんだよと思わないでもない。
すっかり飽和状態と言って良い状態だ。
そんな状況なので、各社あの手この手のキャンペーンをしていて、ポイントが貯まったり、一定条件でキャッシュバックがあったりと多種多様なサービスを展開してる。
クレジットカードの年会費
日本ほどは年会費無料のカードをみることは少ない印象だ。
どのカードも初年度は無料だが、2年目以降の年会費は結構なお値段で192SGDとかする。さらに家族カードも別途96SGDという感じだ。
カードの種類によってはさらに年会費が高額なケースもある。
もちろん使用額がある程度あれば自動的に年会費が無料になるのだか、メインはある程度の使用額になるものの、サブのカードなどはなかなか難しい。
交渉すれば年会費を払わなくてよい!?不思議な「Waiver」
そんなシンガポールのクレジットカード事情だが、実は年会費を真面目に払うのはバカがすること(ローカルの同僚談)らしい。
いやいや意味がわからん。
カード会社からの請求は真面目に払うのがオトナの常識ですよ。
と最初は思ったのだが、どうやらシンガポールでは「年会費をなしにして♪じゃねーとカード解約するぞゴラァ!!」というヤクザみたいな交渉が成立するとのことだ。
もちろん、全く使用していないカードは難しいらしいが、年会費免除の最低使用額に達していなくても、カード会社もしくはに電話するだけで、結構免除をしてもらえることが多いらしい。
そう、これがみんな大好き「Waiver」というわけだ。
実は交渉すら不要で、オンライン申請が可能!
筆者のような英語がダメダメで、しかも交渉が苦手な典型的日本人にそんな高等なことができるのだろうか…。
と思いながらDBSのサイトを確認していると、電話すら不要で超簡単に申請が出来てしまった。マジか。
これならシャイな筆者でも安心だ。
というわけでその方法を記録しておく。
筆者のカードは全てDBS系のカードで、OCBCやUOB系のカードについては知らないので悪しからず。
オンラインで「Waiver」!
まずDBSのオンラインバンクにログインする。
そして画面右上のメールアイコンから「Compose」を選択。
ユーザー認証画面になるのでSMSもしくはトークンを使い認証を完了する。
そうすると下記の「Compose Message」のページになる。
このページの下に「My Enquiry」があり、あとはこの下記の項目を選択するだけ。
「Topic」は「Credit Cards」を選択。
「Subject」は「Fee Waiver」を選択。
「Select Credit Card」は申請対象となるカードを選択。
「Type of Fee Waiver」は「Annual Fee」を選択。
「My Message」には何も記入する必要はない。というか、そもそも何も入力できない。あとは「Send」をクリックするだけ。
拍子抜けするほどあっさり申請が完了。
筆者の場合、申請の翌日には下記のSMSが届いた。
これでお終い。
審査の結果はカードの利用状況次第だと思うが、多少使っていれば、問題なくクリアできるはずだ。
審査が通らなかった時は、素直に諦めるのが吉。
筆者の場合、すでに請求が来ていたので、一度年会費を支払うことになったが、翌月にはしっかりと戻ってきた。
たったこれだけの作業で年間数百ドルが浮く。
こんなことでも知らなければ、ずっと損しっぱなし。ある種情弱商売の臭いがしないでもない。
コメント