赴任!転勤!駐在!シンガポール準備マニュアル(赴任まで45日編)

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赴任!転勤!駐在!シンガポール準備マニュアル(赴任まで45日編)

無事就労ビザの仮承認(IPA)が発行されたら、赴任時期を決めることができる。
IPAの有効期限に配慮しつつ航空券の手配を進めよう。
ここからいよいよシンガポール赴任に向けての準備が本格化する。
合間を縫って、金融・保険・運転免許・配偶者の失業保険手続き関係等で必要になる「海外赴任証明書」を4〜5通ほど会社へ発行依頼しておこう。

子供の学校退学・編入手続き

まずは日本の学校で退学手続きを進める。
子供にもいろいろと影響のあることなので、先生と相談の上、慎重に進めて欲しい。
シンガポール側の学校への仮申請なども同時に進める必要がある。
日本人学校ではオンラインで仮申請を申し込むことも可能だ。

家財の仕分け準備

結構手間なのが家財をどうするかだ。
家具や電化製品、日用品、自家用車等々、どれをどのようにするかを大雑把に決める必要がある。
家財のとり扱いは主に下記の通り。

・シンガポールに送る(船便、航空便、手荷物)
・トランクルームに預ける
・実家に預ける
・捨てる/売却

筆者の場合は、家電、家具や日用品はトランクルームに。
服類は実家、古めの家電や家具は思い切って人にあげるか廃棄。
自家用車は売却…というかオンボロだったので事実上の廃車とすることにした。

駐在期間がきっちり決まっていないのであれば、思い切って家電や自家用車は廃棄か売却することを勧める。
メンテナンスなしの長期保管は家電や自家用車を劣化させ、数年後の帰国時に無事に動くとは限らない。
筆者は乾燥機、洗濯機、掃除機、ベッド、自家用車等々、ほとんどのものを手放した。
ただ冷蔵庫だけは買ったばかりだったので、しっかり水分を除去した上でトランクルーム送りとすることにした。無事でいてくれればよいが。

常夏のシンガポールでは秋冬物は意味をなさないので、一時帰国用の多少の冬物だけはシンガポールに持ち込み、残りは全て実家に衣装ケースに入れた状態で預けてある。
一時帰国の度に防虫剤の交換が欠かせない。
また実家には一時帰国の際に使いそうなもの(冠婚葬祭用の礼服、スポーツ用品・登山道具など趣味関連)を預けてしまうのがよい。

日本からシンガポールに家具を持ち込む人もいるが、これはあまりお勧めできない。
シンガポールでは家具付きの部屋が借りられるしイケアもある。
高温多湿の環境下では家具の劣化がどうしても避けられないので、お気に入りの家具があるのであれば、なおさらトランクルームで大事に保管しておくべきと思う。

家財の取り扱いは悩ましい限りな上に意外と量も多い。
少しずつでも良いので、家族の意向も確認しつつ、どうするかを決めて欲しい。

荷造運送の準備

おおよその赴任時期と家財の取り使いを決めたところで、引越業者との見積もりと打合せになる。
自宅からの荷物の運び出し日を決めることになるのだが、赴任日から逆算してスケジュールリングすること。
「荷物の運び出し日」「自宅退去日」を同日にすることは困難なので、数日のインターバルを設けた方が良い。

さて、シンガポール赴任に際しての引越業者は「日通」が選ばれることがほとんどだ。
筆者の場合も日通さんにお世話になった。

https://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/cities/090.html

日通は「トランクルーム」「船便」「航空便」の各サービスをワンストップでやってくれるので非常に便利だ。
ちなみにこの時点ではシンガポールでの住居は決まっていないが、気にする必要はない。
住所が決まるまでシンガポールの倉庫に保管しておいてもらえるので心配はいらない。

シンガポールに持ち込めないもの

そもそもシンガポールに持ち込みができない物品もあるので注意して欲しい。
結構規制が多く、肉類、乳製品、共産主義思想書、ポルノはシンガポールへの持ち込みはNGだ。
車やバイクは引っ越し荷物としては取り扱われないため、どうしても送りたいのであれば個人で輸出をしなければならない。
まぁ、その手間、費用や税負担を考えると、これらをシンガポールに持ち込むのは現実的ではないが。

家財をトランクルームに預ける

トランクルームはいつの日か日本に戻るまで大事に保管しておいてくれる素晴らしいサービスだ。
ただし、基本保管期間中の荷物の出し入れはできないので注意。
当然、現金、各種免許証、カード類、通帳、有価証券、貴金属等々の貴重品は預け入れられない。

温度や湿度が十分に管理された倉庫で保管されるが、バッグなどの革製品、毛皮、着物、美術品、漆器、オートバイなどはカビや劣化のリスクが高く、保証される分けでもないので、実家に預けるか処分してしまった方が良い。
家電類も冷蔵庫や洗濯機などは引き渡し数日前から使用を止め、説明書を参考に十分に水分を除去すること。そうしないとこれらがカビの発生原因となる。
数年後トランクルームを開けたら全てがカビだらけ…なんてたまったものではない。
また仮に衣類を預け入れる場合も事前にクリーニングするなどしておくことを勧める。

航空便でシンガポールに家財を送る

航空便の場合は発送から10日ほどでシンガポールに到着する。
基本的に船便で送った荷物が到着するまでの間に必要な最低限必要なものを送付することになる。
ただし、デスクトップパソコンなどの精密機器の輸送には向かないので、そういったものは船便で送ろう。
米、DVDやブルーレイなどの映像メディア、ゲーム本体やソフトは航空便で送れないので、これらも船便での送付となる。
あくまで船便が到着するまでの繋ぎなので、あれもこれもと欲張ると収まりきらなくなるので注意。

航空便で送れるのは筆者の場合段ボールで10個程度だったが生活に必要な最低限のものを送るには十分だった。
特にシンガポールは秋冬モノの服は全くもって不要なので、その分スペースを他の生活必需品に振り分けることができる。
衣類、タオル類、衛生用品、洗濯用品、医薬品、化粧品、鍋釜類、調理道具、食器類、靴といったところかと思う。
船便が来るまでの間に必要な分で良い。
いざとなれば、シンガポールにはユニクロもハンズも無印良品もイケアもベスト電気もダイソーもドンキホーテ(2017年12月開店)もあるのでどうにでもなる。

船便でシンガポールに家財を送る

船便は3~4程度でシンガポール到着となる。
航空便で送らなかった日用品、家電、自転車、スポーツ用品、書籍などだ。
ここで食料品(米、調味料、レトルトなど)と衛生用品や洗剤類をドカンとシンガポールに送ってしまおう。
シンガポールでも買えるが値段も張るし、生活立ち上げ時に使い慣れたものが手元にあるのは非常に助かる。
ただし、衣類などは新品を送るときに必ずタグは外すこと。通関で課税されてしまうことが稀にある。
また課税覚悟で酒類を送っても良いが、コンテナ内の温度が高くなるので日本酒の生酒などは避けよう。
最近は電動アシスト自転車は送付できないケースもあるようなので、引越業者に確認しよう。

自宅退去手続き

不動産会社に退去申請を提出する。
早めに連絡し退去日を確定させておいた方が良い。
退去日が決まれば、そこからシンガポールへのフライトまでの宿の確保や、各種契約(電気・ガス・水道など)の解約も進められる。

配偶者の失業保険手続き

シンガポール転勤に伴い配偶者が職場を退職する場合、失業保険の受給期間を延長できる場合があるので、早めにハローワークに相談しよう。

受給期間の延長は3年までとなるが、元の受給期間の1年間と合算すると3〜4年の受給の延長が可能となる。
ケースにもよるが海外赴任期間が3〜4年ならば帰国後の就活期間中に失業手当を受給できることとなる。

ただ、最終的な手続きは出国後になることが多いので、そのあたりは地元のハローワークと相談しよう。
筆者の嫁さんの場合は、シンガポールで書類を揃えて、国際郵便で書類をハローワークに送付することになった。

また申請の際、前述の「海外赴任証明」が必要になるので、嫁さんに催促される前に準備しておくのが吉だ。

最後に

ここまで進めてもまだシンガポールへの引っ越し準備の道半ば。
むしろこれから「決める」だけではなく、実際にいろいろと行動も起こさないといけないので、時間がどんどん削られていき、焦りが募る。
実際にはなんとかなるので、焦らず作業を進めよう。
同伴する配偶者がいるのであれば、美味く役割分担を決めて、お互いの負担を軽減しよう。
何事も思いやりが大事。

では続きは「赴任まで30日編」で。

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